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厨房は113食、配送は110食。配食の食数変更をずれなく伝える管理表

締切後に5食追加、2食取消が入ったら、厨房と配送の両方へどう伝えるか。3施設・3食種の例で、変更前後の数量と版、提供実績、請求条件を確かめます。記入例・空欄版のExcel管理表と確認票付き。

厨房113食と配送110食の差を、弁当Aの5食追加と弁当Bの2食取消の変更依頼で照合する。

配食・弁当の食数変更は、提供日・便・配送先・食種を同じ単位で管理し、締切後は変更前後の数と対象の版を厨房と配送の両方へ渡して、両方で反映されてから連絡を閉じます。

たとえば9時25分、厨房の一覧は113食、配送の一覧は110食。「5食追加」と「2食取消」を厨房は反映したのに、配送担当は9時の締切時点の一覧を見ています。電話を受け付けて数字を直すだけでは、この3食の食い違いは解消しません。

110食から113食への変更と、厨房・配送の版を照合する記入例・空欄版(Excel)

数量は、厨房と配送の受入可否を聞いてから確定します。片方に送信しただけでは完了にしません。

3施設への昼便を例に、二つの変更を厨房と配送へ伝えます(想定例)。アレルギー等の安全確認は別の手順で行い、済んでいなければ食数の確定を保留します。

どの日の、どの便の注文か

注文を受けた日と食事を提供する日は一致するとは限りません。受注記録には注文日時を残し、製造・配送用には提供日と便を使います。同じ施設への昼便と夕便は別行にし、施設名が似ていても配送先コードで区別します。

本稿の通し例は、2026年9月15日15:00に受けた翌16日昼便の注文です。3施設・3食種、計9明細です。締切は提供日当日の09:00、締切時の注文数は110食です。時刻はすべて日本時間です。締切と担当は自社の運用に合わせて決めます。

提供日・昼便・配送先・食種の番号を照合する

通し例の管理単位(説明用の架空例)

項目 記入内容
注文日時 2026-09-15 15:00
提供日/便 2026-09-16/L1(昼便)
配送先 F01 あおば施設/F02 さくら施設/F03 みなと施設
食種 S01 弁当A/S02 弁当B/S03 弁当C
明細ID/変更ID D001〜D009/C001・C002

一つの明細IDは「提供日×便×配送先コード×食種コード」に対応させます。変更依頼には別の変更IDを付け、同じ電話内容をメールでも受けた場合は、そのIDで受付済みか確認します。数量が同じという理由だけで、別の注文を削除しないようにします。

「合計3食増」を、弁当AとBの変更に分ける

食種は名称だけで合算せず、食種コードと対応する規格で照らし合わせます。弁当A・B・Cは集計用の名称です。アレルギー対応や治療食の区分は別に扱います。安全確認の参照番号は専用欄に置き、変更理由の自由記述欄と分けます。

表1は、締切時の110食に、あおば施設のS01を5食追加し、さくら施設のS02を2食取り消した結果です。注文数は締切時の履歴として残し、確定数を更新します。実績欄は配達前に確定数をコピーせず、提供後の確認で入力します。下表は提供後まで記入した見本です。

変更する注文 締切時→確定数 厨房へ伝える変更
あおば施設・弁当A 30→35食 弁当Aを5食追加
さくら施設・弁当B 8→6食 弁当Bを2食取消

弁当Aは全施設の合計が65食から70食へ、弁当Bは28食から26食へ変わり、弁当Cは17食のままです。「合計3食増」だけでは、この内訳は伝わりません。

変更しない注文も含めた9明細と、提供後の実績を見る

表1|共通:提供日2026-09-16、便L1(昼便)、単位:食

配送先・食種/明細 注文→確定 差分/実績
F01 あおば施設・S01 弁当A/D001 30→35 +5/35
F01 あおば施設・S02 弁当B/D002 10→10 0/10
F01 あおば施設・S03 弁当C/D003 5→5 0/5
F02 さくら施設・S01 弁当A/D004 20→20 0/20
F02 さくら施設・S02 弁当B/D005 8→6 -2/6
F02 さくら施設・S03 弁当C/D006 7→7 0/7
F03 みなと施設・S01 弁当A/D007 15→15 0/15
F03 みなと施設・S02 弁当B/D008 10→10 0/10
F03 みなと施設・S03 弁当C/D009 5→5 0/5
合計・9明細 110→113 +3/113

締切後は、厨房と配送の両方に対応できるか聞く

締切前は受付履歴を残して注文を更新し、締切時に受注責任者が基準となるv1を発行します。締切後は元の数字を消して書き換えるのではなく、変更理由・変更前後・承認者・発行する版を記録します。本例では09:00以降を締切後として扱います。

営業が受けた変更も、まず受注窓口へ集めます。厨房責任者は作業状況から数量変更を受け入れられるか、配送責任者は積込・出発状況から対応できるかを判断します。両方の受入が「可」になってから、受注責任者が承認します。受付、受入可否、承認は別の記録です。

表2|共通:2026-09-16、L1(昼便)、時刻:日本時間

確認項目 あおば・弁当A追加(C001) さくら・弁当B取消(C002)
対象明細 D001/F01/S01 D005/F02/S02
変更時刻(受付) 09:10 09:12
注文数→確定数 30→35食(+5食) 8→6食(−2食)
理由 利用人数の追加 欠席連絡による取消
厨房/配送の受入 可/可(09:14) 可/可(09:14)
安全確認参照 SAFE-01(確認済) SAFE-02(確認済)
承認 受注責任者/承認済 09:15 受注責任者/承認済 09:15
目標版/発行 v2/09:20 v2/09:20
厨房版/反映確認 v2/厨房責任者 09:24 v2/厨房責任者 09:24
配送版/反映確認 v2/配送責任者 09:28 v2/配送責任者 09:28

製造済み・出発済みで変更できない場合は、承認前に依頼元へ回答します。未承認の追加を確定数へ足したり、取消依頼だけを根拠に既に製造した数まで減らしたりしません。対応不能の依頼は却下、判断中は保留として残します。

本例では二つの変更をまとめてv2に収録しました。別の時点で確定する変更は、その時点の最新数を変更前として新しい版を発行します。「最初の30食」と「前回変更後の35食」を取り違えないことが必要です。

厨房113食、配送110食のまま連絡を終えない

マイクロシステム株式会社の「NetOrder System 生産食数・管理システム」は、施設別の生産数量の集計・出力、現場向け指示書印刷、施設別の納品書・請求書発行を紹介しています。月間の納品数を集計する説明も、公式の製品説明にあります。

次の版管理と双方確認は、食数変更を引き継ぐための運用例です。既存システムの帳票や入力履歴を使う場合も、厨房と配送への反映を誰が見届けるかを決めます。

表3|厨房一覧:2026-09-16、L1、厨房版v2

食種 厨房指示数 配送一覧の同食種合計
S01 弁当A 70 70
S02 弁当B 26 26
S03 弁当C 17 17
合計 113 113

表4|配送一覧:2026-09-16、L1、配送版v2

配送先 S01 S02 S03 合計
F01 あおば施設 35 10 5 50
F02 さくら施設 20 6 7 33
F03 みなと施設 15 10 5 30
合計 70 26 17 113

表5|同じ提供日・便を照合(数量の単位:食)

時点 厨房版/合計 配送版/合計 判断
09:00 締切時 v1/110 v1/110 締切時の基準
09:25 変更反映中 v2/113 v1/110 保留
09:30 両部門確認後 v2/113 v2/113 全9明細一致で連絡確認済

受注担当は合計だけでなく、提供日・便・配送先・食種ごとの9明細と目標版を照合します。総数が同じでも、施設や食種の入れ違いは残るためです。部門名、確認者、確認時刻を記録し、09:30に受注責任者が最終確認した時点で連絡を閉じます。

未反映が一件でも残る場合は保留のまま担当へ再連絡します。電話で緊急に伝えた場合も、変更IDと変更前後の数を読み合わせ、記録を残します。紙の旧版は使用停止を明示して現場から外し、保存用の履歴とは分けます。

実際に提供した数から請求へつなぐ

配送一覧の確定数は予定であり、請求の確定値とは別です。本例では提供後の13:10に、受注責任者が納品控えと照合して9明細・113食の実績を確定しました。「実績未入力」と「提供0食」は区別し、未入力を0食として締めないようにします。

請求では、確定した提供実績に、契約上の締め日・単価・取消の扱いを合わせます。本例は実績基準で、受け入れた2食の取消に別料金がないという架空条件のため、請求対象は113食です。製造済み取消の費用等が別に発生する契約では、提供実績を増やして合わせず、請求条件を別途確認します。金額や税の計算はこの管理表に含めません。

食数管理表を使い始める

食数変更管理表には、食数・変更・厨房・配送・照合・確認票それぞれの記入例と空欄版があります。印刷用の確認票(PDF)も利用できます。空欄版へ自社の対象を入力し、変更受付、承認、部門別の実物確認、提供実績の順で使います。入力欄と数式欄を分け、厨房・配送の数や版は各部門の実物から転記します。数式が一致しても、安全判断や出発許可を自動で行うものではありません。

既製品で必要な管理単位・履歴・帳票がそろい、両部門の確認を運用で追えるなら、それを使う方法が先です。複数拠点の版を統一できない、変更IDと確認記録を既存システムに結び付けられない場合は、配食・弁当・給食の管理に必要な連携や追加開発の内容を整理し、自社に合う進め方を比較できます。

まず、食数変更のあった一便について、厨房と配送の一覧を並べ、施設・食種ごとの数量が合うか見てください。相談時には、締切後の承認者、両部門の確認方法、請求上の例外もそろえます。受付経路の統合と、受付後の部門間連絡は分けて考えます。

調理を始めてから取消が入る場合は、実際に消費した食材を注文変更と分けて残します(飲食店の注文変更|厨房への連絡と食材消費の記録)。

配食の食数・配送・請求管理を比較する

参考出典

出典確認日:2026年9月15日。施設別の生産数量集計、現場向け指示書印刷、月間納品数集計、納品書・請求書発行の説明を参照しています。発行日と製品の版番号はページに記載を確認できませんでした。版管理と双方確認の手順は運用例です。利用中の製品が締切後の変更や通知に対応できるかは、製品ごとに確認してください。

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